60歳のチャレンジ
まず写真の説明をします。これは術後1ヶ月の快気祝いパーティで、主人が黒板に、どのような手術を私が受けたかという解説をしているところなのです。この日は社交ダンスのお友達や、アートフラワーのお弟子さんたちなど40人くらいが集まってくださいました。私が手術をするというので、大変心配してくださった方たちばかリです。
手術をする前の視力は左右とも0.01でメガネのレンズはマイナス13ジオプターでした。40年来コンタクトレンズをしていましたが、最近ドライアイでコンタクトレンズがしづらくなってきていました。しかしかといって何もしなければ全く物が見えない状態ですし、メガネはレンズが厚く、ダンスの競技会等ではかけられず、本当に困っていました。私が近視矯正手術を知ったのは、そんな時でした。
しかし喜びも束の間、参宮橋アイクリニックに電話で問い合わせたところ、年齢制限があると断られてしまいました。けれども諦め切れず、再度電話をしたところ、それではとりあえず検査だけでも、ということで、検査予約を受け付けてもらうことができました。検査にはどうしてもパスしたかったで、体調を整えて臨みました。
奥山先生の説明で、手術は可能であり、近視が強いので、PRK手術がよいでしょうということになリました。このときの説明で、今から考えれば良心的と思えるのですが、藁にもすがる思いの当時の私には、リスクのことなど、マイナス面が強調され過ぎて、不安な気持ちで来ている患者としては、大丈夫と言って頂きたいところでした。
手術時は20〜30代の人が多く、若い人の付き添いと思われたようでした。手術は4月4日と4月18日に行われました。約6ヵ月が経過して、右が0.2、左が0.1です。遠くはそんなに見えるという訳ではありませんが、今までのことを思えば、かなり見易くなリました。心配していた老眼ですが、近視が残っているために、手許はよく見えて、細かい針仕事や、アートラワーなどが、不自由なくできるようになリました。
私としては、PRK手術を受けて本当に良かったと思っています。ですから年齢制限についても、ある程度必要だとは思うのですが、かなり個人差のあることなので、もっと高齢者に門戸を広げて頂いてもよいのではないかと思うのです。 |