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近視矯正手術
Q&A


RK・PRKニュース No 8 1993年 11月
  
注目集める最新レーザー手術

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今一番、最新技術として注目されている、レーザーによる近視手術についてレポートします。
 参宮橋アイクリニックでは、モスクワのフィヨドロフ研究所と技術提携し、エキシマレーザーによる、PRK近視矯正法を開発し、1993年3月より導入、実施しました。
 フィヨドロフ研究所では、1987年より1万例以上のPRKを行なってきました。当初、1000例中32例に一過性の角膜混濁が出現した時期もありましたが、参宮橋アイクリニックでは独自の療法を借用することで、極力その出現を押さえることに成功しました。

威力を発揮する紫外線エキシマレーザー
  PRKについて簡単に説明しますと、近視の矯正は、角膜の中心に近い光軸ゾーンを直径約6ミリメートル程度、紫外線エキシマレーザー(193nmの波長)で100ミクロン前後凸レンズ状に磨いて行ないます。RK手術で矯正できる範囲は-3から-14Dが限度でしたが、PRK手術では-20D(数回に分ける場合もある)の矯正が可能です。

患者さんそれぞれに、磨く厚さや直径が・・・・
  近視の程度、角膜の厚さに応じて、患者さんの個別に磨く厚さや直径が決定されます。非常に強度の近視や角膜の薄い例では再PRK手術をする場合もあります。

1)角膜が薄い場合には、まずRK手術をして、そのカーブを弱めた後にPRKを行なう。
2)角膜性の乱視が強い場合(2.50D以上)も、まずRKによる乱視矯正手術をして、PRKを行なう。
3)角膜厚が十分な場合の強度近視は、6−12月の間隔で再PRKを行なう。
 PRK中は細菌感染の確率は少ないが、直後より2−3日間は角膜中心部が磨かれて裸の状態にあり、その表面を上皮が被うまでは注意を要します。角膜上皮の再生はPRK直後より始まり、2−3日で終了します。

  PRKを受けられる人、受けられない人
 PRKの対象は
1) -5.0D以上(0.01以下)の強度近視で、他の矯正法で満足できない場合。
2)眼鏡による矯正では不足で、しかもドライアイ等でコンタクトレンズが使用できない場合。
3)職業、スポーツ等、正視に近い裸眼視力を必要とする場合。
4)眼軸長が26ミリメートル以上で、RKでは眼鏡を薄くすることしか期待できない場合。

 PRK禁忌の場合。
1)円錐角膜
2)角膜が極端に薄い場合
3)角膜帯状包疹の既往がある場合。

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  私のPRK手術体験

TBSテレビ<モーニング・アイ>9月16日放映より、青木美奈子さん談
 −RK手術だと、0.1までしか出ないと言われて、0.1では多少は変わりますけど、そんなには変わらないようなので、何十万も出して、0.1では意味がないので、(手術は)いいやと思っていたのです。けれど、PRK(レーザー)だったら、0.4−0.6位にはなるといわれて、そんなに出たら世界が変わると思って、もしお金があったら受けたいと思い、また親もお金を出してくれるというので、手術を受けることにしました。
 もっとすごい手術をするのかと思っていたら、1分か2分で終わってしまって拍子抜けしてしまいました。
 1カ月後は、右が0.01から0.5、左が0.01から0.8です。
 (今は)御飯を食べるとき、御飯が近すぎて気持ちが悪いほどです。見えすぎるというか、御飯が追ってくる感じがするのです。御飯を食べているとき、何となく見えていただけだったのが、今では、急に輪郭まではっきり見えるので、何か存在感がありすぎて、怖いくらいです。
 ほかには、今までは星も見えなかったから、上を見て「今日は星が見えないわ」と言うと、「エッ、こんなにたくさんあるよ」と言われていたんですが、「こんなに星が見える」と騒いだら、皆も「本当に眼がよく見えるようになってよかった」 と喜んでくれてます。

  レーザー体験談  匿名希望、四八歳主婦
 私の場合は1年半前にRK手術を受けました。元々視力が悪く、手術前のデータは左右ともマイナス8度で、乱視が1度。手術をしても0.1にならないくらいで、眼鏡が薄くなる程度と言われましたが、今より少しでもよくなればと思ってRK手術を受けることにしました。
 手術直後は0.4位見えていた時期もあって、このままで治まってくれればと期待しましたが、3カ月位で最初に言われた0.1位になり、「元の視力が悪い場合は仕方がないのかな」と思い、「手術前の視力に比べれば良くなっているのだから」と考えていました。それが1年後の検診に行ったところ、奥山先生から、もっと良い視力を出すためにレーザーによる手術が開発された事を聞き、この手術を受けることにしました。
 手術は1分位で終わってしまい、RK手術に較べると、本当に楽でした。術後痛がっていた人もいましたが、私の場合は痛みもなく、一緒に手術を受けた人とおしゃべりをしたりして、三日程の入院を楽しく過ごしました。
 手術後4カ月経過しましたが、右は0.6、左が0.7の視力で満足しています。
 長女も私以上に眼が悪いので最初からレーザーを希望して、手術を受ける予定になっています。
 
 
眼科学会承認、大坂裁判の2大ハプニング
近視手術にマスコミも注目
船瀬俊介(消費・環境問題研究家)


 最近、近視の手術をめぐって2つの事件が、マスコミを騒がせています。ひとつは、これまでRK手術を黙殺か中傷デマを流すかしかしてこなかった日本眼科医会が、一転、この手術を認めたことです。
 「近視手術にゴーサイン、条件付き、眼科医会方針」(朝日新聞、93年9月18日)
 眼科医会とは、全国の眼科医でつくる団体。会員約1万人。上岡輝方会長。林文彦・日本眼科医会副会長も述べています。「世界的なナダレ現象に対して、方法の是非論は別として、対応は示しておかねば」(『メディカル朝日』93年9月)これははやく言えばRK手術からさらにレーザー手術へと急速に発展する世界の動きに「バスに乗り遅れるナ!」と言う日本の眼科医たちの焦り。
 まず、日本眼科学会はこれに先立ち「屈折矯正手術・適応検討委員会」なるものを設置。RK手術などは「いいのか、悪いのか」最終結論を出そうということになったのです。
 メンバーは委員長が、所敬、委員は、金井淳、西信元嗣、林文彦、増田寛次郎、松崎浩、丸尾敏夫の総勢七名(敬称略)。また93年に入って、「眼科手術学会」主催で「RK手術のシンポジウム」開催。さらに「日本眼内レンズ学会」に加えて「屈折手術学会」を併設しました。「絶対反対!」から「認める」方向へ−日本の眼科医の集まりが、大きく方向転換を始めたことが、わかります。
 今年の5月28日、「日本眼科学会」(理事長、内田幸男氏)宛てに「答申」。
 「ここまでなら近視手術を認めよう」 という大幅な妥協案です。その理由は「屈折矯正手術は諸外国で盛んに行なわれ始めてきており、避けて通れない治療法の一つとなってきた」 から。
 その適応は、20歳以上。(1)不同視…右と左の視力が極端に異なる。(2)2D(ジオプター)超の角膜乱視…角膜の表面が歪んでいるために起こる乱視。(2)3D以上の中程度近視。(4)屈折矯正量・・・6D以下。(5)術後の屈折度・・・将来を含めて遠視にならないこと。さらに 「メガネ、コンタクトレンズの装用が難しい」場合が対象で「眼科専門医が執刀」する・・・云々。この「答申」が、そのまま9月18日の眼科医会のゴーサインとなったのです。                                                                                             
ところが、もう1つのハプニング
 RK手術で賠償求め提訴−『近視矯正失敗で、遠視に』」 (『東京新聞』93年9月27日)これは、RK手術を受けた2人の男女(A子さん、B男さん)が、大阪市淀川区のRK手術専門医院(昨年9月廃院)を経営していた大手エステティツク・サロン(東京、昨年10月解散)サロン「エイエム三井」の元役員と執刀医師を相手取り、慰謝料など計3千万円の損害頗償を求める訴訟を大阪地裁に起こしたものです。さらに「同医院で手術を受けた十数人が九月中にも同じ裁判を起こす」という記事に「スワッRK手術の集団訴訟か!!」 と各マスコミが色めき立ちました。
 私のもとにもマスコミ取材が殺到してきました。リストアップすると雑誌『自由時間』(マガジン・ハウス)、『アエラ』(朝日新聞)、『ザ・ワイド』(日本テレビ)から『日刊ゲンダイ』・・・などなど。私も憶測でものを言ってはいけないし、訴状を取り寄せ、綿密に検討してみました。
 まず、驚いたのはこの「エイエム三井」なる会社、かつて私が悪徳エステ業者と、続『どうしても化粧したいあなたに』(三一新書)で批判した会社でした。
 同社は眉などに色素を針で入れる、いわゆる「イレズミ」エステで医師法違反容疑で警視庁などに摘発。その直後、社長が首吊り自殺を遂げるというショッキングな結末に。すぐに会社は解散。原告のA子さん、B男さんはそれ以前に「極度の遠視で、角膜収縮剤を使わないと日常生活を送れなくなった」と訴え出ていた。これに対し社長の自殺後「関係者の話し合いの席上、何人かの者から、被告・香川(医師)のした『手術に問題があるようだ』 との見解が示され『そういうことならば、患者さんが気の毒だから、何とかしなければならない。そのためには、亡中島(社長)経営にかかわるRK大坂、アートメイキング三井…などの残余財産を処分して救済費を捻出しよう』との話がまとまった」(答弁書より)。こうしてA子さんは、手術代金70万円の返済を受けた上に、休業補償などの名目で、総額350万円を受け取っています。B男さんには210万円。「答弁書」によれば、全くの善意の救済。しかし、これほどの「賠償」を支払うということは、何らかの弱みがあったのでしょうか。
 さて、手術を受けた二人の男女の 「訴状」 を見て、不可解なのは、その客観的な症状を表す度数(デイオプター)がどこにも記載されていないことです。「視力表」を見て、「見えた」「見えない・・・」とやるのは主観的でかつ体調などでバラつきが出ます。遠視の度合いを客観的な数値の度数で表さないで、ただ 「著しい遠視」と言う表現。これは主観の争いになってしまう。またこれは遠方はくっきりシャープに見えるようになったが、手近が見えにくくなった、という状態。つまり「よくなり過ぎてしまった」これもメガネ矯正で、身近もきれいに見えるようになり「収縮剤を使わないと生活できない・・・」 「今後、定職につくのは非常に困難」というのはいささかオーバーではないでしょうか。また二人は事前に「過矯正、グレア…などの症状発生の可能性」について説明した『術後の症状のご注意』の交付を受け「承諾書」に署名、捺印しており、「全く、知らされていない」という「訴状」の言い分は通りそうにありません。
 どうも、なにか背後のあるタメにする裁判のような気がします。10数人が続いて9月中に提訴・・・という発表も、そのまま沙汰やみに。これを利用したマスコミの一部報道は悪質です。例えば、ニュース・ショーの『ザ・ワイド』。タイトルからして「近視の手術大失敗」と恣意的。さらに私のコメントは肝心な部分は大幅カット。スタジオの林文彦・日本眼科医会副会長の「日本の眼科学会はこの手術は認めていない」「手術の後、角膜が非常に弱くなる」などのデタラメなコメン卜をそのまま流し、さらに司会者が「アメリカでもパイロットにRK手術は認められていない」と発言。実際はアメリカ連邦航空局(FAA)は正式にRK手術を公認しており、これは完全な誤報です。すぐに生放送中に「訂正するよう」電話を入れたのに、黙殺されました。背後に極めて悪質な意思が働いているとしか思えません。
 ただ、このようにマスメディアが、この手術に関心を抱き始めたことは、災い転じて福と見なすべきでしょう。議論と注視が深まれば、どちらが嘘をついてきたかは、自ずと明らかになるからです。
 (* 『グツパイめがね・コンタクト』 (農文協)著者)

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     アンケートご協力ありがとうございました

前回七号のアンケート調査の結果を、お知らせします。約1500名中、回答をくださったのは158名、回答率10.5パーセントでした。(1)のRKニュースは必ず読みますか、という設問に93パーセントが、(2)の友の会の催しがあったら参加しますかという設問には、74パーセントが、さらに(3)3年以上の会員を対象に、RKニュースが有料になっても購読を希望しますかという設問には75パーセントの方が{はい}と答えてくださいました。
 意見、希望のある方は56名、35パーセントの回答率でした。その内容としては、
・手術をしてよかった等 28名(50%)
・思ったほど視力が上がらなく、不満  6名
・術後のデータに関して知りたい  4名
・会員の体験談を聞きたい  3名
・再手術について知りたい  3名
・術後どのような生活をしたらよいか知りたい  3名
・交流の場がほしい  2名
・保険の適用を望む  2名
・RKニュースについて  1名
 アンケート全体としては回答率が10.5パーセントと低めですので一概には言えませんが、年数が経過した会員ほど関心が低くなっていくようです。 意見、希望はニュース全体の発行部数からすると、3.7パーセントと極めて低いものとなっています。
 手術を受けてよかったと思っている人たちは、0.5−1.0位に回復している人、日常生活で眼鏡を必要としない人たちが大部分です。 不満の人たちは、元の視力が悪く最初から眼鏡が薄くなるくらい(0.1前後)にしか回復しないと言われた人が4名、術前の説明より上がらない人が二名でした。 今後の紙面作りの参考にさせていただきたいと思います。ご協力ありがとうございました。

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SP手術、近視予防手術、強膜保護手術 SCLERO PLASTY

近視は屈折性と、軸性に大別されます。屈折性は主として角膜や水晶体の屈折率が強いことによる近視です。
 軸性は、角膜から網膜に至る眼軸長が、正常(24ミリメートル)に比して、長く伸びてしまうことにより、引き起こされた近視です。この状態が進行すると、悪性近視と呼ばれ、網膜剥離や網膜出血の原因ともなりうるので、その予防が大切です。予防としては、眼球の一番外側の部分にあたる強膜をコラーゲン線維で補強する手術が行なわれます。それにより眼軸長の伸展が止ります。
 学童期(小学校−中学校)に近視の進行が著しい場合は、眼軸長を超音波で計時的に計測し、その伸展を止めれば近視の予防になります。21世紀には、「近視のワクチン療法」としてスポッ卜を浴びるでしょう。
 SP手術は眼軸長を、定期的に計測して伸びている時点で手術を行ないます。手術は両眼一度に受けることができます。手術料金は両眼で20万円 (消費税別)。

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  SP手術体験談

佐々明子さん(十七歳) 
 5年前にSP手術を受けてから、眼鏡のフレームを換えましたが、レンズの度数は変わっていません。
 手術直後は異物感がありましたが、1週間位経つと、気にならなくなリました。中2の時に受けたのですが、その時はこんな手術もうやりたくないと思いました。けれど実際このように近視が止まっていると、やってよかったなと思っています。

佐々宏明さん(十五歳)
今年の3月にSP手術を受けました。手術の内容を開くと、怖い手術のような感じがして、できることなら受けないで、何とかならないかと思っていました。
 手術から半年経って、前と変わっていない、近視が進んでいないと思います。だから今はやってよかったと思っています。

体験談のお二人は姉弟です。7年前にRK手術を受けたにもかかわらず、近視が進んでいたために、思うような視力に回復しなかったお母さんが、子供たちには近視が進まないようにと、SP手術を受けるように勧めました。
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  友の会から
 RK友の会が発足して、早いもので10年目になりました。新しい手術だからと言われ続けていますが、RK手術が開発されて20年以上になります。20年も経っているのに、新しいとは不思議な話です。 RK手術に慎重論を言い続けている人もいますが、RK手術を受けた人が増え続けてくれば、認知せざるを得なくなってきます。
 何年か前に手術を受けた人が、自分が実際に受けてよかったので、子供にも受けさせたいという、第二世代の段階に移りつつあります。友の会としては、RK手術が眼鏡やコンタク卜と同じくらいに近視の矯正法の一つとして受け入れられ、患者自身が選択できるようになれば、と願っています。

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体 験 談

三田村邦彦さん
手術をうけて→

水道橋博士
20年前にRK→


藤田耕司さん
南極探検隊→


水口憲一さん
コンタクトが→


吉田みのりさん
近視手術を→


畠山多恵さん
高校生から→

その他の体験談