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近視手術図書室


   日本における近視手術

  近視手術友の会 会長 須田 八重子

2016年、日本における近視手術と近視手術友の会が33周年を迎えました。

四半世紀前、多くの眼科のお医者様が手術に反対、又は慎重だった頃に近視手術友の会が結成されました。

 1983年、私を含めて9名が友の会に参加しました。手術を受けた仲間が偶々眼科受診をすると、「RK近視手術を受けると10年か20年して角膜が濁って失明するかもしれない、大変なことをしてしまったね。」と言われたものです。

ところが、様相は2000年にPRK近視レーザー手術が厚労省に認められると一変しました。新医療法制定後、医療情報発信は事実上ネット上のみに制限されました。制限は通達や省令の形式をとり、法律解釈を争って行政訴訟の火種を抱えるものです。

ネット情報は広告でないが、書籍雑誌等による医療関係者の情報発信は公告であっても、広告として取り扱うと言論の自由の弾圧につながりかねません。

ネット広告はスポンサ−広告と呼ばれ、検索ページのトップやサイドに記載があります。医療機関や手術方法に関する三行広告です。その結果、資金力に勝る美容外科系クリニックSがパイオニア系Oの検索ページトップに広告を貼るという「仁義なき戦い」が始まりました。
ネット広告は、オークションでワンクリック数千円に及び、クリックされたクリニックはヤフーやグーグルに月100〜200万円支払います。日本ならではの光景です。レーシックのテレビコマーシャルもありました。ホームページの内容は様々な名称をつけた手術方法が新車のニューモデル紹介の様な新機種の治療機械の写真とともに掲載されます。手術代金の割引キャンペーンや金銭授受を介したアフィリエイト紹介システム情報とともにネットを賑わします。

近視手術は市民権を得ましたが、友の会は有効かつ安全な近視手術が普及する様にウォチングを続けます。コンタクトレンズに劣らず、有効性と安全性を持つPRKを始めとする近視手術の普及を切望します。PRKは2000年、増田寛次郎東京大学教授(現品川レーシッククリニック最高顧問)が「厚生労働省の中央薬事審議会にPRK用機械の製造販売認可の際、PRK後ヘイズと呼ばれる一過性角膜混濁が見られた1例が、治験開始後最長3年6ヶ月で視力に問題を残さず、有効かつ100%安全と報告した手術です。したがってPRKが今なお置かれた状況は大きな矛盾です。


●矛盾点1、近視手術を受けたパイロットは眼科検査を受ける資格を喪失:近視手術の広まりを受けて手術抵抗勢力は、パイロット資格を検査して検討するのでなく、逆に資格を大幅に緩和する挙に出ました。以前は裸眼視力が1.0必要であったのに、眼鏡・コンタクトを使用すれば0.1の裸眼視力でOKとなりました。多くのパイロットが検査を受ける権利を剥奪され、資格を取り消されました。視力や視覚に問題があると反対勢力が危惧するなら個々に検査をして決めるべきです。職業選択の自由を偏見で狭めないで下さい。コンタクトレンズ業界と利益相反がない事を祈るのみです。

●矛盾点2、消費者庁の発表:2013年12月、消費者庁は一方的に近視手術が危険であるかのようなアンケート調査結果を発表しました。ズサンさを指摘する多くの眼科医の意見があります。同様のズサンさを指摘されたのが2011年11月の銀座レーシック事件でした。両方の発表は、ズサンさだけでなく記者会見の設定からその後1週に及ぶ大量のマスメディア動員に至るまで酷似しています。

レーシックを始めとする近視手術のイメージ低下を図る為に事件の名を借りた当局介入の可能性が示唆されています。この場合、当局は中央区保健所と消費者庁です。矛盾点1の場合は、運輸省、現国土交通省です。

消費の味方である消費者庁が、コンタクトレンズが使用できなくなっている消費者にとり朗報である近視手術に関して、厚労省が長年蓄積した手術の科学的根拠を無視もしくは軽視した発表をしたのです。コンタクトレンズを始めとする手術抵抗勢力として考えられるのは、コンタクトレンズ業界やア○ボ○等のケアー用品業界だけではありません。肝心の一般眼科医の90%が近視手術でなく、コンタクトレンズ処方を選択している現状があります。レーザー近視手術機械に1億円近くの投資をするより、コンタクトレンズ処方なら、投資額は0に限りなく近く、リピーターは無限に近いという声が眼科医から聞こえます。この辺りで、眼科のお医者様は近視の患者の為にビジネスを超えた近視手術制度設計をしていただけないものでしょうか?

例えば、1億円近くのレーザー近視手術機械を地方自治体や医師会が購入し、一般の眼科医が自分の患者さんを連れて、自らレーザー施術をするという方法もありかと思います。いずれにせよ、近視手術が持つ比重は大きいのです。
大震災、大津波で眼鏡、コンタクトレンズが水没、近視の被災者は「眼鏡を探すための眼鏡を失うという」危機的状況に置かれました。
来る直下型地震の震災対策としても手術の保険適用を友の会として望みます。
既にコンタクトレンズ処方や診療に健康保険が適用されています。


文末になりますが、我が国に於いて、先駆けて近視手術を受けた会員一同の御健康と御成功をお祈り申し上げます



フラップレス・レーシックについて

近視手術友の会 会員 
    奥山公道
  

 近視手術としての放射上角膜切開RK手術は1973年、レーザー角膜屈折PRK手術は1987年、それぞれ開発され、効果と安全性において20〜30年の実績があります。更に経過を観察中ですが、 医師と患者による長期的な協力が不可欠です。
その後レーシック手術が2000年、イントラレーシック手術が2001年、其々開発されました。

レーザー近視手術の代名詞レーシックは、ドア状のフタを作った後に角膜を削るのですが、(矯正面としてのレンズ深度が浅く?水晶体調節に負担が増し?)「矯正され過ぎ」との消費者庁発表が2013年12月にありました。(疑問符は、生体である角膜レーシック矯正面を光学レンズとしてのレンズ深度について未検証である為につけました。)

調節負担増加はどうして起きるのでしょうか。

次の図右のマルチプルステップ照射方式(McDonnel-Thompson共著カラーアトラスエキシマレーザー角膜屈折矯正手術、医学書院1994年)は、可変直径角膜切除によるPRKやフラップレス・レーシックによる矯正面が矯正移行帯を設けていることを示します。移行帯は、中間距離や近距離の視力に配慮し、術後の調節負担を軽減します。可変直径角膜切除は、強度近視矯正時に角膜切除量を少なくするとともに、術後の近視の戻りを少なくするために開発されました。ところが図左のシングルステップ照射方式は、やはりPRK用でしたが術後近視の戻りが大きくフタを作るレーシックに移行しました。理想としては、フタを作った後にマルチプルステップ照射をしたいところなのですが、角膜の厚さが不十分です。レーシックの場合フタを作リ実質を削るので、近視の戻りは少なくなりましたが、不十分な移行帯が術後の調節負担を増加させると考えられます。レーシックはPRKと異なり、近視の戻りが小さくなった分、調節負担による訴えが継続するのではないでしょうか。


消費者庁の指摘にある2009年頃から「矯正され過ぎ」に伴うドライアイ、頭痛、肩こりの訴えは、レーシック術数の右肩上がりの時期に多くなります。手術後の角膜解析結果が正常で、訴えに応じて神経内科医や精神科医が紹介される、いわゆるレーシック難民が生まれ、最終的に消費者庁へ駆け込んだのではないでしょうか。

フタを作らなかった2009年以前には、術後の過矯正を含む遠視はみられましたが、角膜解析上問題のない、「矯正されすぎ」による事象は記録されていませんでした。

特に注意したいのは、軽い近視で40歳以上の両眼同時手術についてです。

神様が目玉を二つお造りになったのは、両眼視機能の為だけでなく、リスク分散の意味も在るのかもしれません。眼科手術の王道は、片眼ずつの手術でした。

ドア状のフタを作るレーシックやイントラレーシックの問題点は他にもあります。フタを作ることにより角膜が弱くなり、作ったあとの土台に当たる口の部分がバラける角膜拡張症という、時には角膜移植を必要とする後遺症のリスクがあります。他方フラップを作らない方法もあります。
サーフェイスアブレーション(表層系レーザー照射)と呼ばれる、PRK、ラセック、フラップレス・レーシックです。
表層系レーザー照射には、ヘイズと呼ばれる一過性角膜混濁が付きものでしたが、代謝拮抗剤マイトマイシンC(MMC)の適量使用により、ヘイズ予防が可能になりました。

フタを作るレーシックか、作らないフラップレス・レーシックを始めとするサーフェイスアブレーションか、選択は患者様次第です。両方の動画を見比べて下さい。
近視手術の発端となったRKは実施後30年以上たち、危惧された失明もなく我国でさらなる長期経過の観察下にあります。今後とも近視手術の情報を提供し、友の会の活動に協力したいと思います。

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